Blog

2023年1月11日

嶋村チョイス!今月のKEY PERSON

氏名:DAM QUANG MANHさん
会社名:ROBOTCOM AND FA.COM VIETNAM Co., Ltd.
役職:Manager

「嶋村チョイス!今月のKEY PERSON」第39回を始めます!
どうぞよろしくお願いします。それでは Manhさん、自己紹介をどうぞ!

Manhさん:Manhと申します。歳は31歳です。出身はクアンニン省のハロン湾出身です。父、母、姉、私の4人家族です。趣味はジョギングでハーフマラソンを目指して走っています。ゴルフも一時は毎週ゴルフ場へ行くほどでした。休日はよくカフェで読書をします。

(ROBOTCOM社の中心人物としてマルチにご活躍されているManhさんお写真)

Q.ご本人学歴、そこからROBOTCOM AND FA.COM VIETNAM との出会いまで
子供の頃からロボットがずっと好きで、中学生の時、asimoというロボットがベトナムに来て、私の地元にも来たんです。asimoは本田技研工業が開発した世界発の二足歩行ロボットです。ロボットが人間のように動くのを間近に見て面白いなと思い、自分でもこういう動くものを作ってみたいと思いました。それでロボット技術を日本で学びたいと思ったのがきっかけで日本の大学を目指すようになりました。
高校までは故郷のクアンニンにいて、高校卒業後、日本の大学へ留学に行くためにホーチミンで半年ちょっと日本語の勉強をしました。それから日本の埼玉の日本語学校に編入、2011年から福島大学に留学しました。ちょうどその頃、日本では東日本大震災が起きた直後でしたので、少し遅れての留学開始となりました。福島大学では、工学部で機械工学を学びました。
卒業後は日本でキッチン製品メーカーに就職し、生産技術部隊で3年ちょっと機械設計を担当しました。
その後、ベトナムに戻りたいと考えた時、その会社ではベトナム拠点がなかったため、転職することにしました。その際、人材エージェントより紹介されたのがファクトリーオートメーションを手掛ける現職ROBOTCOM親会社でもあるOFFICE FA.COM社でした。
2018年より、OFFICE FA.COMで2年ちょっとエンジニアとして働きました。その後、ベトナム拠点であるROBOTCOMへ出向、2020年の4月頃、コロナの直前にベトナムに帰国しました。現在は、ハノイでロボット系のファクトリーオートメーションの自動化装置の設計、制御等の仕事をしています。

Q.入社してから大変だったこと、成長のきっかけになった出来事
ロボット制御をやってみたいと宣言してROBOTCOMへ入社しましたが、それまでの経験が生産技術だったため、基本知識がなく、入社後はかなり大変でした。
3~4カ月の間、深夜1時頃まで会社に残って勉強しました。皆が帰宅した後、最後に工場を閉めて帰るという生活でした。本を読んでもそれだけでは理解できないので、上司にお願いして案件を担当させていただきました。他の方のやったものを参考にしたり、トライアンドエラーを繰り返し、自分の作りたいものを作りました。
部品を壊したり、数百万円の損失を出してしまったりした苦い経験もありますが、ROBOTCOMの良いところは、一度の失敗は許容してもらえる、というところです。その失敗を活かして、次以降に成功できれば良いという社風があります。お蔭で入社して1年半たったころ、ようやく一人で色々なことができるようになり、案件ロットが億単位の案件も担当できるようになりました。

Q.現在ご担当されているお仕事内容について
現在は何でも担当してやっています。
例えば、技術営業、お客様のところに行って装置のコンサルティング、エンジニアの育成、案件毎の技術サポート、案件のフォロー等、ほぼ毎日あちこちのお客様を訪問しています。
また、経営の立場からキャッシュフローの管理・フォローもさせていただいています。

(ベトナム北部バクニンにて開催された工業系のイベントにて)

Q.今後の目標(夢)は何ですか?
育成に力を入れたいと思っています。
今部下が40 人ほどいるのですが、一緒に案件に取り組んだり、一緒に仕事をしているエンジニアさん達と共にレベルアップしていきたいです。そしてエンジニアさん達に今の仕事を通して、人生にいろんな可能性を感じて欲しいと願っています。
私自身の夢、目標は、「FA×IT」の仕事をべトナムで拡大していくことです。

Q.御社ビジネスでの業界最新トピックを教えてください
FA自動化は既にご存知の方が多いと思いますが、新たなトピックはカーボンニュートラルです。
FA×ITとして紹介させていただいているのですが、工場で使った電気、ガス、水をデータ収集して、モニタリングして毎月の使用量を確認し、どうしたら使用量を減らして節約できるかを分析、アドバイスを行っています。これが特に最近力を入れていることです。
以前の日系企業では工場は人海戦術が用いられることが多かったのですが、コロナ禍が明けてから、ワーカー不足となり、その採用が難しくなっているんです。そこでFA自動化がより注目されています。
例えば品質管理の工程では人員の不足や人の入れ替わりがあると品質の担保が難しくなります。そこで自動化を導入しましょう、という流れが起こっています。

Q.Manhさんから見た日本人の印象
11年日本にいましたが、日本人は仕事に関しても、周囲の人に対しても、心遣いがきめ細かく丁寧だと思います。一言でいうと尊敬しています。
逆に私から見ると丁寧過ぎるのでは、と思う点もたまにあります。例えば、そこまで重要ではない点に時間をかけ過ぎたり、ミーティングの回数が多いなどです。

Q.ベトナム/ベトナム人をもっと知るため、日本人へのアドバイス
期間限定であってもせっかくベトナムに来ているのであれば、ローカルの人と交流できる場所へ行ったり、周りの人と仲良くして、ベトナムの文化を知って欲しいです。それから、今いる場所にある面白いことをぜひ知って欲しいと思います。

(社員皆さんでのディナーパーティーにての集合写真です)

Manhさん取材ご協力いただき、ありがとうございました!

【インタビュアー】
パートナー兼ハノイ支店代表 嶋村 拓史(しまむら・たくじ)
連絡先:(Tel) 090-1828-660 (Mail) takuji.shimamura@hrnavi.com
コメント:ベトナムで人材採用のお手伝いをしております!人材の件でご相談ございましたらいつでもお問い合わせください。

嶋村チョイス!今月のKEY PERSON

輝く日本人