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2022年11月2日

嶋村チョイス!今月のKEY PERSON

氏名:Doan Thi Thanh Vanさん
会社名:i-enter Asia Co., Ltd.
役職:HR/ GA Manager

「嶋村チョイス!今月のKEY PERSON」第38回を始めます!
どうぞよろしくお願いします。それでは Vanさん、自己紹介をどうぞ!

Vanさん:Vanと申します。1976年生まれ、出身はハノイです。
子供は1人おりまして、18歳でアメリカへ留学していて現在大学2年生です。趣味は、コーヒーやお茶を飲みながら生活など日常のことを考えることです。
現在、日本のソフトウェア開発のI-enter Asiaで2013年10月よりバックオフィスマネージャーとして、翻訳、人事、総務、経理、契約等の仕事をしています。

(I-enterで10年目を迎えるVanさん。会社全体のマネジメントを任されてます)

Q.ご本人学歴、そこからi-enter Asiaとの出会いまで
大学時代、私は2つの大学で同時に学びました。ハノイ国家大学で観光、そして、ハノイ外国語大学日本語学科で日本語を学びました。大学を卒業したのは1998年なので、これまで合計で、約23~24年の実務経験があります。
また、この間には、ベトナムだけではなく、シンガポール、日本等の海外で、様々なポジションを経験しました。具体的には、大学時代に、日本語、観光という専門を同時に勉強していたので、大学卒業したばかりのころには短期間ですが、日本人の方にガイドをしたこともあります。
その次は、Confidential Secretary to General Director取締役社長の機密秘書というポジションです。シンガポールで日系メーカーの日本人取締役社長の元で働きました。また、Confidential Secretary機密秘書なので、会社での仕事に関するタスクはもちろんですが、彼の私生活に関連するGolfコース予約、彼のアパートの毎月光熱費の支払い等を全てサポートしていました。
IT、ソフトウェアに関しては、シンガポールでSoftware Delivery Manager としての仕事もしたことがあります。ベトナムでエンジニアがソフトウェアを作って、私は、そのソフトウェアをお客さんに、納品・設定・使い方紹介等をします。お客さんから質問がある、もしくは不具合があれば、私はベトナムのメンバーに連絡して、一緒に問題解決をしていました。
また、HR Consultingの仕事も2年間していました。私がHR Consultingの社員だった時、I-enter Asiaはお客さんでした。当時、2013年に、I-enter Asiaはハノイで拠点を立ち上げようとしていて、私は人材を紹介するように依頼されました。そこで自分が働くことになるとは思いませんでしたが、ご縁があり、I-enter Asiaのスタッフとして誘っていただきました。

Q.入社してから大変だったこと、成長のきっかけになった出来事
I-enter Asiaは2013年10月に設立されました。当時、私と他の10名ほどのメンバーが会社の初の従業員でした。問題は私以外の10名全員がエンジニアの方なので、サポートチームは私1人しかいませんでした。そうすると、技術のタスクの他には、ごみ捨て、お茶入れ、書類の翻訳、ミーティングの通訳、総務、人事、会計、保険や税務局の各機関とのやり取り等、全て私一人でしなければなりませんでした。残業が多く、通勤中の移動時にも仕事のことを考えるほど忙しかったです。
担当作業量は多かったのですが、幸いなことに日本人の上司や、ベトナム人のエンジニアたちからいろいろサポートしていただいたので、問題なくその困難な時期を超えることができました。幅広いタスクに対応したので、会社運営や、プロジェクトの稼働をどのようにすれば上手く行えるのかということを学びました。今の私はあらゆる困難も乗り越え、克服し、あらゆるタスクも喜んで受けて、対応することになりました。

Q.現在ご担当されているお仕事内容について
I-enter Asiaはソフトウェア開発の会社で、大きく分けると、2つの部署があります。
1つは技術的な部署で、ソフトウェアを作る部署です。その中に、ソフトウェアを開発するエンジニアの方と、製造した製品の品質を管理するTesterメンバーがいます。
もう1つは会社が上手く運営できるよう、また、エンジニアやTesterがプロジェクトを進められるようサポートを行うサポートチームです。私はこのサポートチームに所属していて、翻訳、総務、人事、採用、経理、契約等の業務を担当しています。

(社員旅行<ダナン&ホイアン>へ行った際の1枚です)

Q.今後の目標(夢)は何ですか?
ソフトウェアは現在、注目されている業界です。人材不足の一方、この業界は社会、企業の発展に大きく貢献しています。私の夢は、近い将来、HRnavi様には、I-enter Asiaの採用において協力していただき、I-enter Asiaが優秀な人材を採用して、現在のスタッフと共に、会社の良い職場環境を築き、誰もがEnjoyできる環境作りに心がけ、個々の能力を最大限に発揮でき、優れた製品をアジア市場で作れるようにすることです。
会社名をI-enter Vietnamではなく、I-enter Asiaとしたのは、ベトナムだけでなく、アジア市場でを目指してのことと聞いています。また社員が楽しく仕事ができること、それらはI-enter Asiaの設立時からの目標でもあります。

Q.御社ビジネスでの業界最新トピックを教えてください
I-enter Asia の営業ストーリーについてお話したいと思います。
以前、I-enter Asiaでは、基本的にオフショア開発のみに焦点を当てていました。つまり、顧客が求めているソフトウェアを開発していました。 しかし、最近、営業担当者を採用しました。この営業担当者の 1つのタスクは、親会社 I-enter Corportion の自社サービス・プロダクトをベトナムおよびアジア市場に販売することです。 つまり、近い将来、ベトナムが、優れた技術、高い品質、現代的な機能のある我々親会社のプロダクトを受け取り、体験できるようにすることです。ベトナム人は日本人が作った製品を愛し、信頼しています。 そして、私はこれを非常に幸せで嬉しく誇りに思っています。

Q.Vanさんから見た日本人の印象
ベトナム人にとって、日本は常に憧れの国であり、日本人は勤勉で規律の高い国民だと思っています。ベトナムの人々は、品質が良く、安心感があるため、日本の製品を信用しています。そのために、常に真剣に仕事に取り組み、時間を厳守し、細かなことにも気を配るという印象があります。

Q.ベトナム/ベトナム人をもっと知るため、日本人へのアドバイス
私の考えでは、ベトナムの国とベトナム人を理解するには、日本人がベトナムに来て、ベトナム文化を体験し、より多くの現地の方と交流するべきだと思います。 実際に目で見て、ベトナムに触れてみると、本やテレビでは味わえない体験がきっとできると思います。
また、ベトナム人と仕事をする際に、従業員のことをもっと理解するには、日本人がこれまで心に深く根付いている常識をできれば一旦置いて、ベトナム人のこと、ベトナム人の考え方、ベトナム人の常識というものを理解できるようにする必要があると思います。

(社員旅行でのGala Dinnerの写真です。皆さん楽しそうで素敵な写真です☆)

Vanさん取材ご協力いただき、ありがとうございました!

【インタビュアー】
パートナー兼ハノイ支店代表 嶋村 拓史(しまむら・たくじ)
連絡先:(Tel) 090-1828-660 (Mail) takuji.shimamura@hrnavi.com
コメント:ベトナムで人材採用のお手伝いをしております!人材の件でご相談ございましたらいつでもお問い合わせください。

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