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2020年10月14日

人材から人財への道のり::VOL 36:社内ネガキャンへの対処

若い社員の定着がなぜか悪かったり、社員の中で派閥が存在しているような噂が聞こえてきたり、一見秩序が守られているが、責任者がいないとそうでもないよという話もあったり、どうしたものかと悩むことってありませんか?

会社あるいは上司に対して不平不満があり、ぼろっと悪口をいうのは誰だってあります。珍しいことではありません。ストレス発散として、お酒を飲みながら、愚痴を言って、笑いあうことで、スッキリする。また、次の日になると何事もなかったように業務に取り組む、そういう光景は若いな、可愛いなとすら思います。しかし、会社に対する不平不満を持ち続けて、周囲に悪影響を与え続けるのは話が違います。よくあるパターンは年上の女性社員がいて、社歴は長いが、成果として、可でも不可でもない。表面は上司には従順だが、裏ではいろいろと不平不満を言い、他人の悪口もよく言う。好きな子は世話焼くが、嫌いな子に対しては徹底的にいじめ、退職まで追い込むこともあり得ます。

悪いことにチャットツールが普及している今の世の中ではこのアンダーグラウンドコミュニケーション(ネガキャン)にとっては絶好のチャンスです。社員の中でいくつもグループチャットが勝手に作られ、ネガティブな話も含めて、いろいろな話が時間中に飛び交っています。本来、対面対話であれば、解決できるような誤解もチャットで延々と言いあい、真面目なスタッフほど疲弊し、モチベーションと生産性低下に繋がります。経営管理にはまったく伝わってこない、いわゆる津波みたいなもので、突如スタッフが退職したり、みんなで会社の制度を反対したりする形で出てきます。実にとても厄介なものです。

当然、最初からよい制度設計をして、よいスタッフに恵まれれば、そう言ったようなことは起こりませんが、起きてしまったら(あるいは起こりそうな時は)、どうやって是正するかとても重要です。やることは2点があります。コミュニケーション及び問題解決に対して、啓蒙すること及びルール化することです。

◎コミュニケーションに関して、対面対話を推奨します。できなければ、電話、メール、チャットという順位で、考えて、コミュニケーションしてほしい。安易にチャットを選んで使うのではなく、上位の手段を利用できるように努力してほしい。社内コミュニケーションは会社が容認するツールのみ利用できる(勝手にZALOグループチャットなどを作らないように)。

◎問題解決に関して、社員は問題解決に努めることが期待されている。自己解決できない問題はまわりに相談してから、上長と議論することを推奨している。相談相手として、役職のあるリーダークラス以上が望ましい。問題解決しようとせず、悪口を言ったり、他人を誹謗中傷する行為はチームリーダーとチームメンバーの信頼関係を損なう行為のため、チームから外すことがある。

この2点を社員に対して、一人ずつ説明し、しっかりと理解させて、それから、きちんとルールを守ることを約束させることをお勧めします。皆さま業務の参考になれば幸いです。

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プロフィール
Nguyen Dinh Phuc
E-mail: nguyen.dinh.phuc@hrnavi.com
Tel: 097 869 8181

国費留学生として、選ばれ、1996年~2006年まで日本で留学と仕事を経験したのち、ベトナムに戻り、日系企業に対して、経営助言のコンサルティングをしました。ベトナム人は比較的にレベルが高くないという実態をなんとかしたく、2010年からアイグローカルリソースを創設、ベトナムにある人材のレベルアップを会社のミッションに、日々、努力しています。

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