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2018年4月18日

輝く日本人
Vol 10::JCB International 石川さん

氏名:石川 龍二さん
会社名:JCB International
役職:Deputy Chief Representative

オフィスはホーチミン1区にある「高島屋」の6Fにあります。

玄関入り口にある「JCB」の会社ロゴの横で撮影させて頂きました。
「是非、クレジットサービス加入の際はJCBをよろしくお願いします」。

玉川:本日はよろしくお願い致します。先ずは簡単な自己紹介をお願い致します。

石川さん:JCB Internationalの石川と申します。
1983年生まれの愛知県育ちです。2010年に当社に入社しました。
提携する金融機関に対してJCBカードに関するサービス提供を行っています。
入社当初は日本国内(東京勤務)にてコールセンター管理、不正取引削減の業務に携わり、その後、上海勤務と海外営業部(東京勤務)を経て、2016年4月からここベトナムに来ています。

大学時代は最初の1年半を沖縄で過ごし、その当時、自転車で沖縄を一周、バイクで日本一周を1ヶ月半かけて回ったことを機に、新しいものを見ることで新しい自分を見つけることが出来ると実感しました。それから、単位交換している東京の大学に行き、その後、沖縄の大学を休学して、関西の大学に編入しました。また大学4回生の夏からアメリカ ミシガン州の大学に1年間交換留学をしました。帰国後は東アジアをテーマに大学院で国際経営を専攻し、同時に中国北京にある大学のMBAに交換留学しました。卒業後、当社に入社し現在に至ります。

玉川:すごい経歴ですね。色々経験をされていますね。ベトナムに来られた経緯を教えて下さい。

石川さん:2015年にベトナム ホーチミンにオフィスを開設することが決定し、当局からライセンスを取得したタイミングで赴任することになりました。当初はホテルがオフィス代わりになっており、約3週間勤務をしていました。 その後、小さなビジネスオフィスを借りて人材採用したり、社内規程、銀行口座を開設したりして、オフィス機能を整え、2016年9月末に現在の場所に移転し、現在は本格的に稼働しています。

玉川:日本とベトナムの両国で仕事をされてきて、何か違いは感じられますか?

石川さん:ベトナムは日本と比べ、相手とコミュニケーションを上手に取っていれば、調整毎において非常に融通がきくため、社内外におけるコミュニケーションを重視しています。
価値観は似ている点が多いものの、ベトナム人は日本人よりも家族や親族を中心に考える傾向が強く中華圏の文化に近いと感じています。
また、日本人とベトナム人(ホーチミン)の就業意識の違いを実感しており、こちらでは転職することでキャリアアップするケースが多いのも実情です。ベトナムは発展傾向にあることから外資の進出率が高く、それが転職し易い環境にも繋がっていると考えています。1年や2年のスパンで成長したいという思いが強い人が多いので、柔軟に個々人がやりたい仕事内容に合わせて働き易い環境を提供することで、結果として組織の結果がでるように心がけています。また、給与などの処遇だけでなく周りとの働きやすさや協調性の高さがモチベーションアップのために重要と考えているので、そういった雰囲気作りを出すようにしています。

玉川:なるほど。公私共に何事も楽しく過ごすことは何より大事ですよね。現在はどういった業務に携われていますか?

石川さん:現在は営業管理及びマーケティングの仕事を中心に人事、総務なども併行して行っています。

玉川:それだけいろんな業務に携わっておられますが、特に何か意識して取り組まれていることはありますか?

石川さん:やはり、営業先との関係構築が最も重要と考えています。どんな仕事もそうですがお客さんあっての世界ですから。お客様との打ち合わせや会食もよく行っています。

玉川:お客様との関係構築は最も大事にするべきことですよね。石川さんが考える今後のキャリアビジョンは何かありますか?

石川さん:キーワードはアジアです。現在はベトナムで働いていますので、さらなる金融機関との提携を通じて多くのベトナムの方にJCBカードを持ってもらい、その方たちに向けたサービスを数多く作り上げたいと思っています。

玉川:何か秘策はありますか?

石川さん:お客様との関係構築に加え、マーケットで何が求められているかを的確に捉えたうえでサービス提供をすることだと考えていますが、その中の1つは日本をキーワードにしたサービス展開です。JCBはカードブランドとして唯一日本発の会社ですので、日本をキーワードに新しいサービスを生み出し、ベトナムの決済事業に貢献して行きたいと考えています。

玉川:素晴しいですね。これからもどんどんベトナムで活躍して頂きたいです。これからベトナムにくる日本人に向けて何かメッセージあればお願いします。

石川さん:ベトナムは可能性に溢れている国です。色々なものを見たり、経験したり、現地の人との関係を作ることで、新しいものの見方や考え方を取り入れることができ刺激的です。また、他の国と比べてベトナムは暮らし易く、外国人に対しても寛容であるため、人と人との関係も繋がり易いと感じています。仕事をする上でも住む上でもお勧めの国です。 是非、ベトナムにお越し下さい。

玉川:いろいろ経験されている石川さんがおっしゃるととても説得力があります。本日は貴重なお話をお聞かせ頂きありがとうございました。大変参考になりました。

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インタビュアー
玉川 裕記(たまがわ・ひろき)
E-mail: hiroki.tamagawa@hrnavi.com
Tel: 090 3611 365

コメント:ホーチミンで人材にお困りの際は是非お声掛け下さい!