Blog

2018年5月17日

Cindyの日々是好日
Vol 2::人のやさしさに触れた旅inカンボジア

先日、ベトナムでは珍しい4連休がありましたね!
4月30日は南部解放記念日、5月1日はメーデー(労働者の日)でお休みでした。
ちなみに、南部解放記念日とは・・・
ベトナム戦争の勝利を祝う日。南ベトナム解放民族戦線の攻撃により南ベトナムの首都サイゴンが陥落し、南ベトナムが無条件降伏した日を記念する。
とあります。戦争の終結が1975年とは、、、まだまだ戦争の歴史が身近な国だなと感じますね。

みなさまも日本のGWと合わせて長期休暇を取られた方、はたまたお休みが取れなかった方など様々なケースがあるかと思いますが、HRnaviは4日間のお休みをいただきました! スタッフも海外旅行を楽しんだり、実家へと戻ったり、ベトナム国内を楽しんだり、、、私はというと、カンボジアに1人旅へ行ってきました。

シェムリアップでは遺跡巡り、プノンペンでは戦争の歴史をたどり、初めて寝台バスに乗って国境越えをしたりなどなど。こうしてまた、1人でいることが強くなっていってしまいます、、嫁入り前なのに、、、。

そんなカンボジアで非常に面白い経験をしたので、今日はそのお話をしたいと思います。

イケメンのVanさん。イケメンすぎて上手く写らない。。

シェムリアップに滞在した3日間は、Vanさんというイケメンのトゥクトゥクドライバーが色んなところへ連れていってくれました。

3日目、ベンメリアという遺跡(ラピュタのモデルともいわれる)から戻っている最中、私はガッタンゴットンと揺れるトゥクトゥクの中で、爆睡していました。

より一層ガタガタと道が険しくなったところで、やっと目を覚ました私はびっくり。

森に囲まれた村の中に来ているではありませんか。

同乗していた女の子を慌てて起こし、これはまずいんじゃないか?とひそひそ話。
そうこうしている内に、高床式の家の前でトゥクトゥクが止まりました。

私「Vanさん、ここどこ?!」
Vanさん「僕の家だよ!」
私「エッ」
Vanさん「僕の家は麺を作って売ってるんだよ。食べる?」

どこやここは。

謎です。ここまで何の説明も無いです。
とりあえず降りると、Vanさんは家の中(半分外)にハンモックを括り付け始め、「さあ、ここで待ってて!」と。

困惑しながらハンモックに揺られていると、わらわらと子供たちが集まってきます。
でも、あんまり私たちがいることも気にしてない様子。

怪しさがすごい

「出来たよ~」と、ブンのような細い米麺と黒いソース?のようなものを出されました。
家族たちに囲まれてガン見され、食べざるを得ない状況。

もしかしてこのまま眠らされたりするのでは、、、と思いながらも、とりあえず口を付ける。
味は塩辛っぽく、少し辛い、家庭料理のようです。
横でVanさんや子供たちもそれを食べ始めます。

幸いなことに、なんと、ただ満腹になっただけで済みました。

そうなんです、Vanさんはただ、私たちに昼ご飯を食べさせてくれただけなのでした。

世界ふしぎ発見とかイッテQとか、テレビで見るような≪THE・東南アジア≫のような村で、
こんなスペシャルな体験が出来るなんて、びっくりです。
もちろんVanさんは特にお金なども要求してきませんでしたが、
私たちは帰りにお土産をたっぷり買って渡しました。


そんな優しいVanさんも、おそらくお給料は200USD以下。
ごはんを食べ終わった後にカンボジア語を教えてもらったりしましたが、
女性の方はほとんど字も読めません。
最後に「バイバーイ!」と手を振りながら送ってくれた小さな子たちが、
ちゃんと勉強が出来て、仕事を手にすることが出来るようになることを心から祈っています。
カンボジアに比べればベトナムは大きく成長していますが、
まだまだ貧困層が大半を占めているのも事実。
日本から、そして自分自身からも、どうしたら、何をすれば彼らの助けになるんだろうと真剣に考え始めるきっかけとなりました。

それでは、また来月!
Hẹn gặp lại(*´∇`*)

―――――

プロフィール
渡辺明日香(わたなべ あすか)
E-mail: asuka.watanabe@hrnavi.com
Mobile: +84-909-484-365

1992年生まれ、東京都出身。
日本で3年半の勤務を経験後、更に海外で活躍する日本人を増やしたいという思いから
2017年にHRnaviに入社。
現在はホーチミンを中心にベトナム人、日本人の採用コンサルタントとして従事。